排水で発電できる未来って素敵!次世代に繋げる環境事業。

目次

企業の環境課題解決に向けた提案

企業に課せられた環境課題は多岐にわたり、多くの経営者、担当者が事業推進に苦慮しています。特に製造業を中心とした企業の経営陣からは以下のような声が聞かれます。

工場の排水処理能力が向上すれば、もっと生産力を高められるのになぁ…

scope1・2・3の削減もしなきゃならないし、う〜〜ん。困った

このようなお悩みはどうしたら解決するのでしょうか。ハードルの高い難問ですが、それに対して、Dステオリジナルキャラクターたちはこのように提言しています。

クモッタちゃん

「工場排水が悩みの種ですって? あークモッタクモッタ。その考え、少し古いかもしれませんよ。埼玉県には排水を再エネに変身させちゃう会社があるんですから!」

イナイくん

「工場排水を環境への取り組みに活用しないなんてもったいない!そして、環境への取り組みを内外に訴求しないなんて本当にもったいない!」

今回は製造業に多い排水に関するお悩みを、自社製品を通じて解決している企業をご紹介します。このような環境配慮型製品を導入しエコ活動が前進したら、ぜひ活動を内外にアピールして集客やブランディングにも繋げていきましょう!

今回注目する課題を解決する会社 株式会社エイブル 様

環境意識や取り組み、独自の商品・サービスが光る企業をDステの視点でご紹介します。第一回目は、埼玉県川越市に本社を置く「株式会社エイブル」様です。高度な技術とあくなき研究者魂、そして何よりも事業を通じてお客様のお悩みを解決したいという理念が伝わるエイブル様の脱炭素への強みをご紹介します。

株式会社エイブル様ってこんな企業

基本情報
社名:株式会社エイブル
本社所在地:埼玉県川越市吉田
設立年:1986年
従業員数:12名(2022年現在)

事業内容

  • 排水処理設備の設計・施工・管理
  • 水量・水質、周辺環境調査
  • メンテナンス・薬品の供給等アフターサービス

主力製品

  • とくとくーぶぶぶ
  • 回転児雷也
  • UASB-TLP
  • Super-DAF
  • Kヴァル
  • 高速沈殿装置
  • デンハーフロック

受賞歴

  • 第21回優秀環境装置表彰 中小企業庁長官賞 受賞
  • 第47回優秀環境装置表彰 日本産業機械工業会会長賞 受賞

株式会社エイブルの推しポイント

株式会社エイブル様は、製造業で疎ましい存在となりがちな工場排水に対する価値観を180度変えてしまう凄い企業です。ここでは、Dステが特に推したい株式会社エイブル様の特徴と強みをご紹介します。

① 排水から再生可能エネルギーをつくっちゃう技術と創造性

株式会社エイブル様の代表作ともいえる排水処理システム「とくとくーぶぶぶ」は、工場排水から再生可能エネルギーを創出してしまう優れもの。これまでは難しいとされていた油やタンパク質の分離濃縮を実現させたことで、食品製造・加工をはじめ、飲料・医薬品・化学・ペットボトル廃棄処理業など、幅広い工場の排水処理に革命をもたらしています。

「とくとくーぶぶぶ」は排水処理後にメタンガスを発酵させますが、実はこのメタンガスは都市ガスと成分が同じ。つまり排水処理後に発生させた燃料をエネルギーとして再利用できるため、電気量・エネルギー量の大幅削減も可能となるのです。凄いですよね。

② 研究者がじっくりと開発作業に没頭できるラボを完備

社内に排水を研究するラボを備えている株式会社エイブル様。ここでは、実験用に小型化した装置を実際に組み上げ、顧客から提供された本物の工場排水を使って分離・処理方法などについての実験が行われます。

研究者の皆様は、それぞれの顧客の悩みや要望に沿うよう、オリジナルの設備を開発し、専用ラボで実験を重ねて最良の形を創っていくのです。この理系魂とクリエイティビティは株式会社エイブル様ならでは。

③ 各社員がワンストップで顧客サポート

株式会社エイブル様は、社員お一人ずつが顧客に伴走するスタイルでサービスを完成させていきます。営業・設計・開発・施工管理など、通常は部署ごとの分業で行う業務を最初から最後まで担当者がお客様とともに創り上げていくのです。

こうすることで、お客様の細かな悩みや要望を確実に製品開発に反映でき、満足度の高い設備づくりが叶います。施工や管理においても、1人の担当者が責任を持って顧客に寄り添うことで、サービスの質を高めているのです。

株式会社エイブルの知って得するサービス情報

企業にとっても脱炭素への取り組みが急務となっており、Scope1・2・3の削減は喫緊の課題となっています。社内の環境意識向上も気になる課題ではないでしょうか。また、設備のランニングコスト削減や、会社のブランディングなど、考えなければならない問題は多数あることでしょう。株式会社エイブル様は、主に製造業の排水処理問題を解決するだけでなく、一石二鳥、三鳥ものメリットをもたらすすぐれた設備を数多く開発しています。その一部をご紹介します。

①とくとくーぶぶぶ

先ほどもご紹介した株式会社エイブル様の代表作にして、創エネ・省エネによりコストとCO₂ を同時に削減できるという画期的な排水処理システムです。

とくとくーぶぶぶは排水という言わば捨てられるゴミを再エネに変身させてしまううえ、一般的な排水処理で使用する「曝気ブロアー電力」を不要にするため、さらにScope2に該当する使用電気量の削減にも貢献します。しかも、排水処理に伴う汚泥の排出量もかなり削減できるので、Scope3削減でも効果を発揮してくれます。

②回転児雷也

すでに400件以上の納入実績を誇るエイブル様の定番製品。槽内に固定した担体(他の物質を固定する土台となる物質)上の微生物の働きによって、活性汚泥法の5~10倍の処理能力を発揮するというスゴ技処理機構です。

活性汚泥法を用いたシステムとは違って汚泥濃度を調整する必要がないため、管理面の簡単さや安定的な運用も人気の理由となっています。排水処理能力の低さにお悩みの製造業者様の強い味方となる排水処理システムと言えるでしょう。

株式会社エイブル様には、他にも優れた排水処理の技術がたくさんあります。多くの企業様が抱える排水の問題を解決するためのシステムが揃っています。ぜひ、株式会社エイブル様のWebサイトをご覧ください。

【事業・環境活動同時推進のポイント】株式会社エイブル様の場合

株式会社エイブル様は、自社の得意分野で顧客の悩みを解決するために取り組んできました。これにより、企業の課題解決と環境課題への対応を進めてきました。

排水処理能力の向上だけに留まらず、排水といういわば「ゴミ」を再生可能エネルギーといういわば「財産」に変えるアイデアと技術は、顧客や社会からの信用に直結し、それが社内外へのブランディングにも繋がっています。

環境への取り組みと事業発展を両立させるエイブル様の事例は、他の企業様の参考にもなると思います。

株式会社エイブル様の事業・取り組み成果
排水処理システム開発により、工場排水から再生エネルギーを創出顧客のエネルギー量削減
曝気ブロアー電力不要な排水処理システムの開発顧客の電気量削減
水酸化物のフロックが発生しない処理システムの開発顧客の排出汚泥量の大幅削減

☟その結果…

  • 顧客のCO2とコスト削減に貢献
  • 再生エネルギー(創エネ)を実現
  • 自社の業績アップとブランディング推進に成功

推しポイント多数の株式会社エイブル様に、ぜひ皆様もご注目ください。

クモッタちゃん

さあ、次はあなたの会社の番です。脱炭素の取り組みを積極的に進めることで、環境対策費も実は営業力や採用力、ブランド力強化のための投資となります。新しい技術を取り入れて、未来を切り開きましょう!

イナイくん

もったいないをチャンスに変えて、ビジネスも環境も良くしていきましょう!これまでのネガティブなイメージを払拭し、環境問題への取り組みを企業の成長機会と捉えましょう。ステークホルダーを感動させることで、さらに多くのビジネスチャンスが生まれます!

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この記事を書いた人

Dステ編集部は、編集長であるDuoPartnerDesignの松口を中心に、環境教育を履修・資格取得したメンバーで構成されています。環境問題とビジネスの関係や、SDGsに対する幅広い情報・知識を、できるだけ専門用語を使わずわかりやすい言葉で皆様に共有します。また、こうした情報・知識をいかにして企業の広報やブランディングと繋げていくのかを常に考え、役立つコンテンツとして発信していく考えです。

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