Scope1削減は“現場”から始まる|積水化学工業 × ほっとコンサルティング対談レポート

はじめに
脱炭素という言葉が広がるなかで、多くの企業がまず取り組むのは「電力の再エネ化(Scope2)」です。
しかし、その先に待っているのがScope1削減という、より難易度の高いテーマです。
今回の脱炭素トピックスでは、積水化学工業×ほっとコンサルティングによるスペシャル対談をご紹介します。
テーマは、「Scope1削減を支援する現場起点の伴走支援」製造業で脱炭素に関わる方にとって、非常に示唆に富む内容でした。
RE100のその先へ。次に向き合うべき課題とは?

積水化学工業は、早い段階から再エネ導入を進め、RE100加盟後、再エネ比率を大きく引き上げてきました。
しかし――
「では、次は何を削減するのか?」
そこで浮かび上がったのが、ガスや燃料などのScope1排出でした。ここからが、本当の意味での製造業脱炭素です。
対談では、
- なぜScope1に舵を切ったのか
- 社内補助制度をどう変えたのか
- 現場にどう向き合ったのか
が率直に語られています。詳細はぜひ原文をご覧ください。
「やり尽くした」は本当か?
対談の中で印象的だったのは、「乾いた雑巾」という言葉でした。多くの工場が言います。
「うちはもうやり尽くしました」
しかし、現場を回ると――
止まっている。操業は変わる。設備も変わる。人も変わる。だからこそ、脱炭素は一度で終わらない。このあたりのやり取りは、現場に携わる方ほど刺さる内容です。
ヒートポンプは“最後の一手”ではない

今回の対談で語られたもう一つの核心。それは、省エネとCO2削減は違うということ。
ヒートポンプや廃熱回収は、単なる設備更新ではありません。燃料から電化へ。構造を変える選択です。しかし、それは簡単ではない。だからこそ「診断」と「伴走」が必要になる。このプロセスのリアルは、本文をぜひ読んでいただきたい部分です。
ペロブスカイト太陽電池の話も見逃せない
積水化学といえば、ペロブスカイト太陽電池。
- 軽量
- 国産材料活用
- リパワリングへの可能性
単なる技術紹介ではなく、経済安全保障や再エネ拡大の文脈で語られています。ここは読み応えのあるパートです。
編集後記|Dステとして感じたこと
今回の対談を通じて感じたのは、
脱炭素は「制度」でも「補助金」でもなく、現場の文化をどう続けるかの話だということ。
止めない人がいる。回り続ける仕組みがある。だから進む。
Scope1削減は簡単ではありません。でも、やらなければ、競争力は確実に落ちていく。製造業の脱炭素に携わる方には、ぜひ一度、全文を読んでいただきたい内容です。

